改善事例

Case

【脳梗塞 (左片麻痺)】しっかり走れるようになりました (U様・60代)

ご利用者情報 info

ご利用イメージ
疾患名
脳梗塞
発症からの期間
約4か月
症状
左片麻痺・運動失調
ご利用期間・回数
1か月間・4回
リハビリ目標
走れるようになる ・しっかり歩けるようになる ・坂の上り下りが安定してできるようになる ・長い距離を歩けるようになる ・蹲踞が出来るようになる (庭仕事のため)

リハビリの動画 movie

リハビリの記録 record

ご利用までの経緯
2025年4月に脳梗塞を発症し入院され、回復期リハビリ病院でのリハビリを経て同年6月に自宅退院されました。退院後はご自身で運動を行っていたようですが、「歩き方がこれで正しいか分からない。」「歩く時にふらつく。疲れやすい。」などの不安を多く抱えていたところ、当施設の新聞折込チラシを見て、リハビリ体験を開始しました。
リハビリ体験時の状況
身体機能として、顕著な運動麻痺は見られませんでしたが、左上下肢の運動失調・協調運動障害と筋力低下による、運動・動作時の不安定性や動揺が認られました。

発症前より活動的な方で、数年前までフルマラソンをされていたこともあり、再び走ることができるようになりたいという意欲を持たれていました。しかし、初日の評価時は、”走る”ことが難しく早歩きの状態にとどまっていました。

またその他、歩行時の不安定性や易疲労性、自転車に乗った際のふらつき、左手で買い物袋など重い物を持つと力が入りにくい、庭仕事のために蹲踞 (下にしゃがむこと)ができない、坂道の上り下りの不安定性、正座をしたところからの立ち上がりが出来るか不安、といった訴えがあり、発症前の活動レベルの高い状態に戻るために多くの課題を抱えておられました。
リハビリ内容
左上下肢・体幹の筋力トレーニング
バランス練習
歩行・走行練習

リハビリの結果

ご自宅近くの公園で300mほど走っては休憩して、走っては休憩してを数回繰り返し行えるようになりました。
屋外を1日1時間半 (午前 1時間+午後 30分) は歩けるようになりました。

その他、坂の昇り降りもしっかりできるようになったり、しゃがんで庭仕事を行うこと、左手で買い物袋など重い物を持つこと、正座をしたところからの立ち上がりも行えるようになりました。

担当スタッフからのコメント

スタッフイメージ
日常生活における動作は問題なく行えていましたが、左上下肢・体幹の運動失調・協調運動障害とそれによる不安定性は、U様が課題とされているより活動レベルの高い動的な動作を行った際に出現する傾向にありました。
そのため、当施設でのリハビリでは筋力トレーニングやダイナミックな運動を取り入れて行い、かつご自身で自主トレーニングも実施していただくことで効率的な改善が見られました。

これからも引き続き自主トレーニングを行っていただくことで、さらなる向上を目指していただけたらと考えます!