改善事例

Case

【頚髄損傷】立ち上がるのが早くなりました!

ご利用者情報 info

ご利用イメージ
疾患名
頚髄損傷
発症からの期間
約2年
症状
四肢麻痺(両方の腕と足がまひしてうまく動かせない)
ご利用期間・回数
4回 ・週1回
リハビリ目標
長期目標:奥様と釣りに行く     短期目標:スムーズに椅子から立ち上がる

リハビリの動画 movie

リハビリの記録 record

ご利用までの経緯
2024年9月にリハビリセンターを退院後、週1回の訪問リハビリを利用していました。知人の紹介にて当施設にてリハビリを開始しました。
リハビリ体験時の状況
両方の腕と足にまひがあり、特に右側の腕と足に強くまひが出ていました。
加えて、指先の細かい動きが難しく(手指巧緻性障害)、日常生活の色々な場面で支障をきたしている状態でした。

また、右腕と両足の関節や筋肉がかたくなっていて、動かせる範囲がとても狭くなっていました。特に、右足の付け根は70度までしか曲がらず、右足首も上に動かせない状態でした。
そのため、立ち上がるときに、体を前に倒して重心を前へ移すことがうまくできず、スムーズに立ち上がるのが難しくなっていて、手で体を支えながらなんとか立ち上がっている状態でした。
さらに、体を前に倒す際にこけそうになる怖さもあり、十分に重心を前へ移動させる妨げになっていました。
リハビリ内容
◎両足の各関節の動かせる範囲をひろげるための関節可動域練習
◎立ち上がり練習 (前へ重心を移す練習、手の支えに頼らず足でしっかり体を支えて立ち上がる練習)
 ※練習は、最初は座る位置を高くして行い、慣れてきたら徐々に低い位置に変更して実施

リハビリの結果

1週間後に、上記動画のとおり、スムーズな立ち上がりが出来るようになり、約15秒早くなりました。

担当スタッフからのコメント

スタッフイメージ
K様は、練習によって動作のコツや安全でスムーズに動ける方法を身につけられたことによって動作が改善されました。※運動学習といいます。

両足の動かせる範囲は、まひや筋肉が縮んでいた期間が長いことから、1週間という短い期間では立ち上がりに必要な十分な角度にはなりませんでした。
それでも、身体の重心をコントロールし前に移す方法や立ち上がるタイミングの取り方を習得されたことで、足をしっかり使って安全に立ち上がることができるようになりました。

その他の動作も含めて今後も一緒にがんばっていきましょう!