改善事例

Case

左膝の強い疼痛が改善!

ご利用者情報 info

ご利用イメージ
疾患名
不明
発症からの期間
約1か月
症状
左膝後面の強い疼痛
ご利用期間・回数
2回
リハビリ目標
痛みの改善・階段上り下り・趣味のオリエンテーリング競技への復帰

リハビリの動画 movie

リハビリの記録 record

ご利用までの経緯
# 2年程前より時々左膝の痛みはあったがすぐに消失していた。
# 2025/4/12よりピリッとした強い痛みが左膝の後ろに出現。受傷機転はなく、病院受診しレントゲン撮影などの検査による異常所見もなく、原因不明の疼痛とのことであった。それ以降3週間程度は特に強い痛みが継続したため、立ち上がりや階段の昇り降りに支障をきたした。
# 5/19頃から膝の痛みはやや軽減した(ご本人様の主観で10段階中10の痛みが7に変化)が、腰背部や左膝全体に疼痛が広がった。今回、知人の紹介にて当施設にてリハビリ体験開始となった。
リハビリ体験時の状況
# 左膝の強い痛みにより約1か月間、左膝をはじめ左下肢を殆ど動かしたり体重をかけることが出来ていない状況が伺えました。運動時、荷重時に左膝後面の強い痛みがあり、左膝伸展の可動域制限、左膝伸筋群の筋力低下(右38.4kgf; 左20.5kgf) を顕著に認めました。
# 痛みにより左下肢に体重をかけることを避けており、立ち上がり動作や歩行は右下肢中心に行っていました。また、階段を降りる時は一段ずつ行うことが困難でした。
# 趣味であるオリエンテーリング(地図を読みながら山野を走るスポーツ)は4月に疼痛が出現して以来行うのが難しい状況でした。
リハビリ内容
# 痛みの原因を評価した上で、痛みなくできる運動と痛みが出現する運動をご本人様にも理解いただきながら、実際に痛みなく動かせる範囲で左膝関節の運動を促しました。
# 左足への荷重を避ける傾向にあったため、まずは立った状態で両足、左足片足に荷重する練習を行い、実際の痛みの出方を見ながらスクワットなどダイナミックな荷重練習を実施しました。

リハビリの結果

左膝の痛みの程度は、リハビリ初回はご本人様の主観で10段階中7でしたが、2回目では歩行時や走行時の痛みは消え、階段を降りる時の痛みが1に改善しました。
階段の昇り降りも一段ずつ行えるようになりました。
初回のリハビリから4日後には山を歩いて動くことができ、5日後には趣味のオリエンテーリングに復帰出来たようです。

担当スタッフからのコメント

スタッフイメージ
”痛いから動かせない→動けない(不動)からさらに他の箇所も付随して痛みが出てくる”という負のスパイラルの状況は多くの症例で見られます。また、痛みの原因が分からない怖さも不動を助長する原因となりえます。
そのため、痛みの原因について評価、説明を行った上で、痛みのない範囲で積極的に動いていただくよう促しました。初見時の痛みの状況からするとこんなに早くオリエンテーリングに復帰されることは予想できない程、早期に改善されました。