改善事例

Case

【頚髄損傷】より安全に歩けるようになりました! (K様・60代)

ご利用者情報 info

ご利用イメージ
疾患名
頚髄損傷
発症からの期間
約2年
症状
四肢麻痺(両方の腕と足がまひしてうまく動かせない)
ご利用期間・回数
2か月間・11回
リハビリ目標
奥様と釣りに行く・電車に乗る など

リハビリの動画 movie

リハビリの記録 record

ご利用までの経緯
2024年9月にリハビリセンターを退院後、週1回の訪問リハビリを利用していました。知人の紹介にて当施設にてリハビリを開始しました。
リハビリ体験時の状況
両方の腕と足にまひ (四肢麻痺) があり、特に右側の腕と足に強くまひが出ていました。また、右腕と両足全体の関節や筋肉がかたくなっていて、動かせる範囲がとても狭くなっていました。特に右足の付け根は70度までしか曲がらず、右足首も上に動かせない状態でした。

歩く動作に関しては、左右の足とも片足で体重を支えるのが不十分なため支える時期が一瞬となり、歩くリズムが速い状態でした。さらに、足を前に出す歩幅も小さいことから、歩く動作効率が低下していました。

また、右足を前に振り出す際に、右足を床に擦って歩かれており、右太もも後ろ側の筋肉の痙縮や右足全体の柔軟性低下によって、努力的に右足を前に振り出す状態でした。
リハビリ内容
◎両足の各関節の動かせる範囲をひろげるための関節可動域練習
◎両下肢の筋力トレーニング
◎バランス練習
◎歩行練習 など

リハビリの結果

歩行時、右足を前に振り出す際の右足の動きがスムーズになり、右足を床に引きずることなく大きく前に出せるようになりました。また、左右の足とも片足で支える力が付いたことによって、歩くときに安定して踏ん張れるようになりました。

4メートル歩行 (4メートルの距離を歩く際の時間と歩数を計測)では、リハビリ開始時は 7.8秒/14歩 だったのが、6.3秒/10歩 と、歩くのが早くなり、歩数も少なくなったことでより効率的な動作へと改善しました。

担当スタッフからのコメント

スタッフイメージ
歩行時の、右下肢を振り出す際の足部クリアランス (右足を地面に擦っていた現象)の改善、および下肢支持性 (体重を支える足の力)の向上により、より効率的で安全な歩行動作へと変化が見られました。

引き続き、新たなチャレンジに向けてサポートいたします!