【頚髄損傷】趣味の釣りを再開できました! (K様・60代)
ご利用者情報 info
- 疾患名
- 脳梗塞
- 発症からの期間
- 約2年
- 症状
- 四肢麻痺(両方の腕と足がまひしてうまく動かせない)
- ご利用期間・回数
- 4か月間・16回
- リハビリ目標
- 奥様と釣りに行く・電車に乗る など
受傷前の趣味であった 釣りを再開することができました。
以前は奥様と共通の趣味としてよく一緒に釣りに行かれていましたが、脊髄損傷後は外出自体が難しく、釣りに行けない期間が続いていました。
■ 手指の巧緻性の改善
麻痺によって手先の細かな操作がしにくいだけでなく、指の関節の硬さや痛みが細かい動作の妨げとなっていました。
そのため、指の関節がより柔らかくスムーズに動くようにアプローチを行った結果、釣り糸を結ぶような細かな作業が再びできるようになりました。
■ バランス能力の向上
バランス能力が改善し、立位保持が安定したことで、釣竿を持ってキャスティング動作を行うことが可能 となりました。
■ 屋外歩行能力の向上
屋外では、約 60 分間の歩行が可能 となりました。
ご家族との外出の幅が広がり、釣り場での移動も安全に行えるようになりました。
🔶 ご本人様の声
「不安はなくて、楽しく釣りが出来ました。あじやさばが釣れました。」
「釣りに行って魚が釣れました。移動も安全にできて、釣りの 3~4 時間の間、ほとんど立ちっぱなしで出来ました。」
担当スタッフからのコメント
釣りへ行くためには、手先の細かな動きを再獲得するだけでなく、屋外を安全に歩いて移動する力や、立位でのバランス能力など、複合的な要素の改善が必要でした。
これらを一つひとつ乗り越えられたのは、日々の自主トレーニングを継続されたご本人さまの努力の結果です。心から敬意を表します。
これからも、次の目標に向かって一緒に進んでいきましょう。引き続きサポートさせていただきますので、今後も一緒にがんばりましょう。